11.12.2015

「子ども脱被ばく裁判」応援カレンダー


© Nana Furiya


「子ども脱被ばく裁判」応援カレンダー2016制作に参加しました。12人の絵本作家さんがひと月分ずつの絵を描いています。上の絵がわたしの描いた「希望の種」です。1月の絵です。

「子ども脱被ばく裁判」については、ここにわたしがごちゃごちゃ書くとわかりにくくなるので、どうぞ、裁判を支える会のブログをご覧ください。
「子ども脱被ばく裁判のブログ」→ http://datsuhibaku.blogspot.sk/p/blog-page.html

カレンダーは1冊 1000円です。売上金の一部は裁判支援へのカンパになりますので、多くの方がカレンダー購入をとおしてこの裁判を応援してくださったらうれしいです。
詳しいことは、上記のブログのホームをクリックしてください。販売方法などの案内が出てきます。
お知り合いの方へも声かけて、支援の輪をひろげてください。

また12月3日~26日に大阪の「空色画房」にて、カレンダー原画展もひらかれます。会期中、チャリティーの小品販売もあります。わたしも2点出しました。こちらのほうもどうぞよろしくお願いいたします。
空色画房HP → http://www.eonet.ne.jp/~mousebbb/sorairo.html

カレンダー制作参加への打診は、「手から手へ展」参加作家の市居みかさんからもらいました。みかさんは、たくさんの絵本を作る絵本作家であり、子育てまっさい中のお母さんでもあります。そしてさらに、3,11の原発事故以降は、子どもが育っていく未来の環境への危機感から、脱原発、福島県の被災者支援など積極的に発信おられます。もちろん、このカレンダーの一枚を担当しています。
わたしは、震災後、すぐに「手から手へ展」を立ち上げ、友人たちと展覧会巡回を行ったものの、展覧会終了後は、これから先わたし自身にいったい何ができるのか、悶々とした気持ちを抱えながら、でも何もできない日々をおくっています。絵本を作る人間として、絵本として何か表現したいと思い、作りはじめながら、どうしても何かひっかかるものがでてきて、途中で放り出してしまいました。
そんな中、みかさんが声をかけてくれて、ありがたかったです。


この裁判を支える会が出しているブックレットです。
原告側の井戸謙一弁護士が書かれている文章は、とてもわかりやすいので、多くの方にこちらも読んでいただけるとうれしいです。(購入の案内は上記のブログにあります。)
福島第一原発がおこした事故は、危機的な事故だということを、わたしたちは忘れてはいけないと思います。放出された(今も放出されている)放射能は目に見えませんが、生きものの細胞を破壊する毒物です。
自分が住んでいる地域がその毒物に汚染された人々は、被害者です。加害者ではありません。
自分が大切にしてきたもの、生活の糧を汚染されてしまった、被害者です。
なのに、原発事故後から、その被害者が、その苦しみを口にだせない状況が、粛々と作られ、さらには、口に出すことの方が「風評被害をあおる」と罪悪感を持たされてしまう空気が日本中をおおってしまいました。変だとおもいませんか? なんで被害者がちいさく身をちぢめて暮らさなくてはいけないのでしょうか? 実際、福島では甲状腺がんの子どもが平時の発生パーセントより増え、中には手術を受けたお子さんもいます。だけど、その子の親がどこかで、事故にたいして怒りの発言をしているのを聞いたことはありますか? みんな押し黙って暮らしていらっしゃる。どうして? 被害をうったえても、自分の気持ちを外に出しても、良いことは何もないからではないですか?

ブックレットの後半には、原告のお母さん3名の声がよせられています。
事故がおこってからの状況。葛藤。お子さんが鼻血を出す話もでてきます(これもバッシングの対象になりました)。身近の人たちから理解されない苦しみも書いてあります。
避難先で心無い言葉を言われたはなしも出てきます。
どうして?! どうして逃げてきた傷ついている弱っている人たちに、さらに追い討ちをかけるようなことができるのか、わたしにはどうしても理解できません。 つい最近もありました。シリア難民に対し、難民の女の子の写真をトレースしたマンガに「他人の金で生きていたい。そうだ難民しよう!」と書き、ネットにアップした事件が。
どうしてしまったのだろう、日本人は。それとも、日本人は昔からそういう人種だったってことですか? 
福島の原発事故の加害者、責任者は、今ものうのうと生きています。有名な政治家もいます。
そちらへはバッシングの矛先が向かず、弱いものへ向く社会。そんな社会をわたしたちは求めているのでしょうか。

このブックレットの表紙に書いてあります。

怖がっていい 
泣いていい 
怒っていい 
いつか、 さいごに笑えるように


どうぞ、「子ども脱被ばく裁判」への支援をよろしくお願いいたします。